出張みかん箱 - 参考文献とか 忍者ブログ
崇峻朝あたりの古代史創作を投げていくブログです
参考文献とか

本紹介ありがたいとのお言葉を頂いたので個人的な参考文献載せときます
インスピレーション受けただけとか参考部分一行とかおいしい所だけつまみぐいしてこねくり回してるだけなのも多いです
そんなんで参考文献などとはおこがましいわという感じなのですが、歴史小説の参考文献欄もわりとそういう所あるし古代って図書館だと書庫にしまわれてたりとか資料探すのそもそも大変だしもしかしたら誰かの役に立つかもしれないしみたいな

字ばっか。長いのでたたみます

上に行くほど参考にしてる所が多いです
【史料編(記紀以外)】
『厩戸皇子読本』藤巻一保著(原書房)
みんな大好き聖徳太子伝暦の現代語訳
太子信仰の集大成みたいな本
訳以外にも元ネタとかの豆知識とか教えてくれたり難しい用語を分かりやすく訳したりしてくれる
たまに色つけすぎてるところとかあるので書き下しと一緒に読むほうが良いやも
原文や書き下しはある程度まで載せてくれてる所がweb上にあります

『書き下し『聖徳太子伝暦』』奥田清明 著(世界聖典刊行協会)
『ひらかな聖徳太子伝暦』 国立国会図書館デジタルコレクションで読めるので図書館へGO
『東大寺図書館蔵文明十六年書写『聖徳太子伝暦』影印と研究』 日中文化交流史研究会 (桜楓社)
伝暦書き下し色々
一番下の使ってたんですが他の本と句読点とか書き下し方が微妙に違うというのを最近知りました。マジかよ

『崇峻天皇御書』
みんな大好き猪目刺しの元ネタ
知る限りここにしか目刺しの記述載ってないのになぜかwikiに拾われている
web上で訳も原文も読めるのでググって

『小説聖徳太子―秘文「覚什・太子伝記」開封〈天の巻〉』 山上智 著 (徳間書店)
覚什版太子伝記の現代語訳
教本感が強い。伝暦でギリ人間味あった太子様がついに人間をやめた
迹見さんとか守屋さんとか駒の台詞がえらいかっこよくなってる反面崇峻さんが因果の帳尻合わせのためなのか面白い方面に盛られている。ギザギザハートの子守唄か貴様は
原文がデータベースにあるけどあらゆる意味で読めない。迹見赤檮くらいしか読めない
こっちも豆知識とか教えてくれるけどなんかすごい道教推してくる

『聖徳太子伝』杉本好伸 編(国書刊行会)
近世版太子伝記
訳はないので気合いで読むべし
だいたい上と中身一緒だけど諸所入ってるオリジナル要素が楽しい

【専門書編】

『聖徳太子』梅原猛 著(小学館)
全体的に参考
みんな大好き黒岩先生とか藤ノ木先生がよく参考にしてる本(重要)
解釈が萌えや燃えやロマン溢れてて面白いけど、たまに好き勝手書きおってからにこいつめ的なところもあるので話半分くらいで読んだ方が良いと思う

『蘇我氏と大和王権』
『大和の豪族と渡来人』加藤謙吉 著(吉川弘文館)
蘇我主従とかミケさまあたりの参考
めっちゃ勉強になるし分かりやすく書いてくれてるけどちょっと知識つけてから読んだ方が良いかもしれない

『高貴なる敗北―日本史の悲劇の英雄たち』アイヴァン・モリス 著 (中央公論社)
万の参考
日本の悲劇の英雄を数人ピックアップしてる中に何故か捕鳥部さんも入ってる稀有なる本
歴史の本だけど言い回しがいちいち熱い。みんな読んで

『聖徳太子』 坂本太郎 著(吉川弘文館)
筑紫出兵クーデター説とかミケさまとかの参考
迹見さんが守屋さんの部下ってのはとりあえずここには載ってました
 
このへんから参考部分ちょっと
『聖徳太子事典』石田 尚豊 編 (柏書房)
『八人の女帝 』 高木きよ子 著 (冨山房インターナショナル)
ミケさまの参考

『人物日本の歴史〈1〉飛鳥の悲歌』(小学館)
聖徳太子から柿元人麻呂まで6人についての本
太子の所は松本清張先生担当ですが他にも直木先生とか黛先生とか上田先生とか執筆陣がやたらと豪華
主に伝暦について色々書いてある。蘇我主従についての記述が個人的に熱いです

『蘇我氏四代―臣、罪を知らず』遠山美都男 著(ミネルヴァ日本評伝選) 
豊日さんが流れ矢くらったとこの出典
全体的に蘇我氏上げっぷりものすごい

あと藤ノ木古墳の冠みたく現地で聞いた話とか出典忘れたのとかあります
叔父姪コンビのイメージは黒岩先生の本が影響強い気がする
梅原先生に限らず古代史の本はたまに思い思いに好きに書いてるなと思うことがわりとあるので、ちゃんと勉強するならあまり一つの本だけ信じずにいっぱい読んだ方が良いのではないかと思います

【ビジュアルとか風俗編】
『万葉乃衣食住』
神図説。衣装とか風俗とか色々を絵文共に説明してくれる
飛鳥資料館か橿原考古学研究所にあるけど売ってない
資料館はコピーサービスない(撮影はOKでした)けど樫孝研ならコピーさせてくれるぞ!

『日本甲冑史(上)』中西立太 著(大日本絵画)
神図説その2
甲や武器についてめっちゃ詳しく載ってる上に構造とかまで説明してくれる

『日本の女性風俗史 』切畑健 著(紫紅社文庫)
女性陣の参考

橿原考古学研究所
飛鳥資料館
万葉文化館
近つ飛鳥博物館  
大阪府立弥生文化博物館 で撮った写真と買った図録

あとNHKスペシャルドラマ『聖徳太子』とパナソスペとはにわ祭り。あとっていうか主にこのへんがベース
女性陣のふりふりは池田先生からです


【古墳というか崇峻天皇陵の知識元】
『天皇陵古墳』森浩一 編(大巧社)
崇峻天皇陵について色々えらいこと書いてある
「現在天皇陵とされている土地(古墳とは書けない)」とかいうパワーワードの出典

『「天皇陵」総覧』水野正好ほか 著(新人物往来社)
崇峻天皇陵(土壇)の出典

古墳の本は愚管抄ほどじゃないけど個人的なパワーワード多すぎると思います

だいたいこのへん。言うほどないな
歴史物編はまた次の機会にでもー

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自己紹介:
書紀のととりべさんかっこよすぎ

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