出張みかん箱 - 今年のはなむけ2019 忍者ブログ
崇峻朝あたりの古代史創作を投げていくブログです
今年のはなむけ2019

『日本古代の儀礼と祭祀・信仰(塙書房)』和田 萃 著 の上中下巻の中古セットとか水谷 千秋先生の著作2冊などを買いました。たいへんためになるというかどうしてもっと早く以下略
穴穂部さんとかミケさまとかあのへんの話描くのに1万超えの合議制の本もほしいが財力がないのであった。せちがらいね

去年ので書いてた納期がやばい藤ノ木古墳の話なんですが、藤ノ木古墳は飾金具の歩揺がぜんぶ急いでむしったのでめっちゃひしゃげてたり他にも靴の六角形で一個五角形になってるとこがあったりとか冠が足元にグサーなってたりとかめちゃくちゃ豪華なのにちょいちょい雑で急いで作られたと思われるそうです
開花時期が5~6月(花粉はもうちょっと飛ぶ)のアカガシの花粉が入ってて書紀の通り新暦7月に暗殺されてるなら、ただでさえ最新鋭クオリティなのに普通数か月の殯中に色々準備するところをマジで短納期でやってて工人さんは本当にお疲れ様だし発注元だれか知らんけど鬼だなと思いました。かしこ
上の本とex⑦で書いてた本が参考なんですがそっちを読んでほしい

あと斑鳩文化センターで聞いたんですが、冠が二つに折れてる件は帯も畳んであるのでそういう説もあるけど、それ自体に悪意があるとか権力を封じ込めるという意図はないかもしれなくて、
でも足元に雑に刺さってて飾りがぺっきりいってる件も合わせるとないとないとも言い切れないねって感じだそうです。広がるじゃねえかロマンがよ…

【6/30追記】
もう6月終わるじゃねえか!
ずっと体調がゴミだったのと途中で新しく読んだ資料の情報と帳尻合わせたりしてたらこんな時期になってしまっただけでめっちゃ短い不真面目な叔父姪コンビの漫画です
歩揺関連の話が楽しいと言いたかっただけ






+++
なんかテンション高い

あと藤ノ木古墳で歩揺ばらまいてあることに関して散華に見立てたのかもよという説を斑鳩文化センターで聞いてテンション上がったんですが、橿考研の人出版の藤ノ木古墳の本でもともとは歩揺の部分だけ紐でまとめてたのがちぎれてばらけただけだそうです
紅花は供えるものかと思ったら本来は塗るものと知りマジかやべーやべーと軌道修正してたら塗ってるけど藤ノ木古墳では供花にしてたらしいです。翻弄してきやがるぜ古代

おそまつ!

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灸(やいと)
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書紀のととりべさんかっこよすぎ

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